欧米との違い

タオルはもともと欧米から日本に伝わりました。
最も古い輸入の記録があったのは明治時代初期の頃です。
当時のタオルは高級品として扱われ、ふわふわした感触と保温性に優れていたことから、主にマフラーとして使われていました。今よりも長いタオルが一般的だったようです。
日本に入ったばかりの頃のタオルは、西洋ファッションに目覚めた日本人にとって新鮮なおしゃれアイテムとして受け入れられたのです。

こうしたところから日本でのタオルの歴史は始まるのですが、欧米で使用されるタオルと、日本人に好まれるタオルには違いがあります。それにはまず体格の違いが大きく関係しています。欧米人は、大きな分厚いタオルを平然と取り扱いますが、日本人のカラダには少し大きすぎて、カラダを拭くにも洗濯するにも使いづらいといった差ができます。
日本人に一般的に好まれるタオルは、もう少し薄めのしっかりしたタイプのものです。
湿気が多い気候や、乾燥機の普及率の違いも、タオル文化に大きな差がうまれる理由です。

欧米はふわふわしたホテル仕様のタオルが一般的な中、日本では比較的薄いタイプが市場に出回る率が多いのですが、需要の問題のみならずタオルを作る側の事情も含んでいます。
コストの問題で作り方を簡略化したり、デザインを重視して機能面が劣ったりといったこともあります。
現在は、日本でもホテルユースのタオルの需要も伸びつつあり、オーガニック製品を広める活動などもあります。